長身(180㎝超)の人が快適に熟睡できる3つのベッドとは

ベッドサイズで選ぶ

背が伸び180㎝を超える長身のご家族が快適に熟睡するためにどんなベッドを選べばいいか…お困りではありませんか。

ベッドサイズで選択肢が多いのは「マットレスの幅」。シングルやダブル、クイーン、キング…と多く供給されていますが、一方で「丈」はというと、どれも均一(マットレス丈は約195㎝)。

一般にマットレス丈の目安は身長プラス15㎝以上ですから、もし身長が180㎝を超えると、足が出たり頭を打ったりと窮屈そうで気の毒ですよね。

 

そんな窮屈な悩みを解決するベッドが3種類あります。

ななめに寝たり、マットレスの足元をベッドから浮かしたりといった裏技を使わなくても、視点を変えればベッドの選択肢は充分に増えます。 是非参考にしていただき寝る本人と相談してみてください。

 

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特注品・裏技でなくても解決する3種類のベッドとは

特注品や裏技でなくても解決するベッドは、結論からいうと、次の3種類です。

  1. ロングサイズベッド
  2. 上乗せステージタイプのフロアベッド
  3. ヘッドレスタイプのフロアベッド

 

それぞれについて詳しくご説明しますので初耳のものだけでもチェックしてみてくださいね。

 

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長身の人が普通のベッドに寝ると何が不便か

身長が180㎝を超える人が畳の上に敷布団を敷いて寝ている分には問題になりにくいのですが、いざベッドとなると問題が起こります。

 

まず敷布団であれば、丈の長いシングルロング(約100㎝×約210㎝)があり、最近では特に探さなくてもよく見つかります(布団カバーも珍しくありません)。

また仮に、ロング丈でなく標準サイズ(約100㎝×約200㎝)を敷いてギリギリに寝たとしても、転落の心配がないし、ヘッドボードがないので頭を打つ心配もありません。

寝ている間に無意識な防御反応がはたらかない分、快睡に繋がります。

 

ところが、ベッドの場合は転落の可能性がある上に、足が飛び出たり、頭を打ったり、それを避けて体を丸めて寝て疲れが取れない…といった問題が起こりやすいのです。

 

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解決策1)ロングサイズベッド

シンプルに「長身者向けのベッド」を選ぶ

標準規格外サイズのベッドといえば、かつては輸入品か特注品から探していた時代もあったようですが、今では、国内ベンダーでもプラス10㎝丈(マットレスなど寝床の丈が約205㎝)のベッドを供給するところがいくつか現れています。

15㎝の余裕を見たとして、身長190㎝までの方であれば、こういった既成品のロングサイズベッドをおすすめします。

ベッドフレーム形状についても、フロアベッド、ローベッド、引き出し付きベッド、ソファベッド、折りたたみベッドなど選択肢があります。

 

ロング丈ベッドのデメリット

ただ、残念ながら「よく見かける」という程には作られていないのが現状です。

また今までベッドで寝ていた人など、標準丈のマットレスを既に持っている人が多いと思います。マットレスを買いなおす事になる点がデメリットになります。

 

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解決策2)上乗せステージタイプのフロアベッド

「長身者向け」と表現されていないが使えるベッドがある

「既成のロングタイプベッドの中に気に入るものが見つからない」、または、「既に標準丈のマットレスを持っていて捨てて買いなおすのはもったいない」、という人向けには別の方法があります。

ベッドフレームがマットレスよりも少し大きめの平台のような形状のステージタイプです。

写真のように左右と足元3方にモノが置ける約10㎝の棚のようにも見え、インテリアデザインとしてもスタイリッシュなベッドです。

選ぶときの注意点

中でも、マットレスを上に乗せる形状でかつステージタイプの「フロアベッド」を選んでください。

  • 注意点1)ローベッドではなく、フロアベッドです。
  • 注意点2)マットレスをベッドフレーム枠に落し込むタイプではなく上に乗せるタイプです。

このベッドは、特にロングとの表記はありませんが、実質的にロング丈ベッドになっているのでそれを利用するわけです。

 

背が高い人のこのタイプのベッドの活用方法

ただ、このベッドに附属しているマットレスは標準丈(約195㎝)ですので、マットレスを足側に約10㎝ずらして使います。

枕側にベッドボードとの間に10㎝幅のスペースが空きますので、枕が落ち込まないようにするために、使わないバスタオルやタオルケットなどで埋めるというやり方です。

この方法ならマットレスがフット側に押し出されて宙を浮くようなこともなく、見た目もスマートです。

 

解決策3)ヘッドレスタイプのベッド

「長身者向け」と表現されていないが使えるベッドがもう一つ

ステージタイプのベッドは基本的には低床。 弱点はベッドの下に収納スペースをとれないことです。

もし収納ベッドを使いたい場合には、まずヘッドレスベッドを選び、枕側を壁と10㎝離して設置します。

あとは解決策2と同様の要領で枕側を埋めます。

ただし、タオルケットでは崩れやすいため向きません。 例えば段ボールなどを利用して簡易でもジャストサイズの箱状のものを作ることをおすすめします。

 

ヘッドレスベッドとは

ヘッドレスベッドとは、ヘッドボードの無いベッド。枕側・足側の区別が無いのが特徴です。

ヘッドレスベッドなら、収納ベッドに限らず、同様の方法で便宜上ベッド丈を長く使うことができます。

ベッド形状の選択肢としては、脚付きマットレス、チェストベッド、跳ね上げ式ベッド、畳ベッド、折りたたみベッド(※)と幅広く展開されています。

 

※豆知識)折りたたみベッドに附属しているマットレスには、200㎝丈のものもあります。

もし「標準より5㎝長ければ充分だ」という人は、是非あわせて比べてみてください。

 

まとめ

180㎝を超える長身の人が快適に熟睡できるベッドを選ぶなら、まずはロングサイズベッドです。

ロングサイズベッドを展開している商品は、フロアベッドやローベッド、収納付き、ソファベッド、折りたたみベッド…と形状も様々あるものの、まだまだ種類が多いわけではありません。

第二、第三の手段としては、マットレス上乗せステージタイプのフロアベッドや、ヘッドレスベッドを選ぶことで標準丈(約195㎝)のマットレスを有効活用することができるので意外と広い範囲から選択できます。