6畳の部屋に二人のためのクイーンベッド。
「間取りや家具はどんな感じか」のイメージを持ちたくて、参考になるレイアウトをお探しではないでしょうか。
確かに、例えば寝るための部屋なのか、生活の中心となる部屋なのかで、まず家具や間取りが大きく違いますよね。
そこで、この記事では、ベッドだけを配置したレイアウトではなく、
寝室と1Kとにそれぞれ、ベッドの向きが2種類、そして、ベッドをセミシングル2つに分けたパターンも加えました。
それら掛け合わせ計8種類の「家具付きモデルレイアウト」について具体的な図でご紹介します。
どんな部屋に、どんなベッドや家具を、どう配置するかを考える上で目安として活用ください。
また、寝室向けと1K二人暮らし向けそれぞれに対して、おすすめのベッドをご紹介していますので、ぜひ合わせて参考にしてください。
6畳クイーンのレイアウトは8種類
ひとくちに「6畳部屋にクイーンベッド」といっても部屋の種類や配置方針によってレイアウトが大きく変わります。
- 「寝室」か「1K」か… 置くべき家具などが異なります
- 「垂直」か「平行」か… 長方形の部屋とベッドの配置方向によって雰囲気や使い方が変わります
- 「密着」か「分離」か… セミシングル2台をくっつけてクイーンとするか離してツイン配置するかでレイアウトは大きく変わります。
この後、
- A.寝室 vs B.1K二人暮らし
- 垂直配置 vs 平行配置
- 密着(Q) vs 分離(SS+SS)
3つの要素の掛け合わせで8種類(=2×2×2)のレイアウトを見ていきたいと思います。
部屋の寸法:350㎝×260㎝(江戸間ベース)、ベッド幅:クイーン160㎝、セミシングル80㎝、ベッド丈:205㎝
A.『6畳寝室』に配置する4つのレイアウト
1.垂直配置の密着型(Q1台)
6畳部屋の長辺に対してクイーンベッドを垂直に配置。
たとえ備え付けクローゼットが6畳に含めて造られていてもスペースに余裕があり、ドレッサーなども置くことができます。
図の場合、ドレッサーの横に、奥行の小さな本棚が更に置けそうですね。
2.垂直配置の分離型(SS+SS)
クイーンベッド(Q)をセミシングル(SS)2台に分離して、間にナイトテーブルをはさんで配置してみました。 良いバランスですね。
3.平行配置の密着型(Q1台)
今度は、部屋の長辺に平行に配置しました。
ナイトテーブルを枕元に置くと窓への動線を遮りますので、ここではナイトテーブルの代わりに宮付きベッドを選んだパターンにしました。
窓に頭を向ける場合には、窓から来る熱気・冷気・光・音などを和らげることができるので、宮付き(またはヘッドボード付き)をおすすめします。
4.平行配置の分離型(SS+SS)
2台に分離しました。 通路幅が80㎝と余裕がありますので、宮付きベッドの代わりに、ナイトテーブルをベンチ型にしてそれぞれのベッドサイドに平行に置くのもおしゃれですよ。
また、省スペースを徹底するなら、ベッドサイドの壁にウォールシェルフを取り付けるなど、簡単なDIYでお互いの個性を出したり「見せる収納」をインテリアにしたりを楽しんでもいいかもしれませんね。
寝室向け『セミシングル2台』をくっ付けても離しても、両方使えるおすすめ3選
1.荷物の多い二人に【宮付き】日本製 ガス圧 跳ね上げ式ベッド
寝室を練るためだけに使うのはもったいない。でも寝室に収納家具を乱立させるのも落ち着かないし、何より地震による倒壊が心配だ。
…ということはありませんか。
跳ね上げ式ベッドは、大物・長物・いびつな形の物も入れられる、まるで倉庫のような使い勝手。
セミシングルでも2台分だとそれなりの大容量になります。
ベッドの下に家中の普段使わないものを片づけることで、リビングがすっきり快適なスペースにしましょう。
2.シンプルで飽きの来ない質感の引き出し付きベッド『LITTAGE リッテージ』
引き出しはベッドの左右どちらにでも使えますので、ベッドはくっ付けても離しても使えます。
ご夫婦の「就寝時刻がバラバラになる」という時期にもおすすめ。
部屋になじむシンプルなデザインですので寝室が落ち着きます。
3.連結できる上乗せタイプ【宮付き】すのこフロアベッド
将来家族が増えることを見越して、子供に安全なフロアベッドも人気です。
マットレスを薄い箱型ベッドフレームの上に載せた構造のため、すのこ下の空間が通気性アップ。
B.『6畳1K二人暮らし』向けの4つのレイアウト
玄関やキッチン、トイレ、バスとは別に6畳の部屋がある場合なら二人で暮らす人も多いはず。
ただ、その6畳部屋は1つの部屋でリビング・ダイニング・寝室を兼ねており、なおかつ、二人分の荷物も家具もあるため、クイーンベッドを置くとスペースが窮屈になりがちです。
普段から極力出しっぱなしのものを減らす、つまりこまめに収納する(※)ことが気持ちよく暮らすためには必要条件ですね。
5.垂直配置の密着型(Q1台)
垂直に密着配置。ドレッサーやナイトテーブルを我慢して、なおかつ、かなり窮屈なレイアウトです。
工夫できる点は、テレビを壁に掛ける(※)ことでTVボードをなくし、ローテーブルとチェスト(※)の場所を入れかえるとスッキリしそうです。
更にローテーブル&座布団を、カフェテーブル&スツールにしてL字に腰掛けるという案も素敵ですね。
6.垂直配置の分離型(SS+SS)
分離配置するとベッドとベッドの間にリビングがある状態。
動線も悪くこれはリラックスしづらそうです。 これは少し無理があるようですね。
7.平行配置の密着型(Q1台)
平行に密着配置。 他の家具を片方の壁に寄せているため、ドアから窓への動線・目線がスッキリとして部屋が広く見る配置です。
テーブルチェアはベンチにすることで、二人が横に並んで座るスタイルです。
工夫できる点としては、テレビはベッドから見ることにすれば、壁に掛けてTVボードを省略できますね。
8.平行配置の分離型(SS+SS)
こちらも、分離配置するとベッドとベッドの間にリビング。
ベッドが壁に沿っており、二人それぞれのプライベート空間ができる点がメリットかもしれません。
例えば、脱ぎっぱなしの服などがあれば、それぞれのエリアに。 お互い自分の責任とタイミングで片づけができるので、ストレスが起きにくそうですね。
二人暮らし向け『セミシングル2台』をくっ付けても離しても、両方使えるおすすめ3選
1K二人暮らしには、『省スペース』というテーマが付きまといます。
収納力の高いベッドがあると重宝します。引き出しだと引き出すためのスペースがもったいないので、跳ね上げ式ベッド、または、床板下のオープンスペースが広いベッドをおすすめします。
1.【宮付き】日本製 ガス圧 跳ね上げ式ベッド
跳ね上げ式ベッドは、大物・長物・いびつな形の物もOK。
そして、ガスシリンダーのサポートにより開閉ラクラクですから、使用頻度の高い低いを選びません。
また、引き出しを引き出すスペースを確保する必要がないことも省スペースに対してプラスですよ。
2.【ヘッドレス】日本製 ガス圧 跳ね上げ式ベッド
もし、窓側に頭を向けるレイアウトでなければ、ヘッドボードの必要性は低いかもしれません(宮棚はウォールシェルフで代用するのも手)。
長いものや形のいびつなものも大量に収納でき、全体を上から見渡せるのもうれしい。
ベッド自体の圧迫感は否めませんが、他の収納家具を減らすことで、むしろお部屋がトータルでスッキリします。
3.敷布団派の二人が安心して使える天然木総桐すのこベッド
二人がもし布団派であれば、この天然桐の頑丈すのこベッドがおすすめです。
桐の天然無垢材がカビやダニの発生を抑え、そして頑丈な構造が大人二人の体重を支えてくれます。
また、脚が長いのも特徴。床板の下30㎝以上あるものだと、大き目の収納ボックスが置けるだけでなく、オフシーズンの寝具類も布団袋に入れて収めることができて大変便利ですよ。
まとめ
クイーンベッドを6畳部屋に置く場合の、ベッドと家具の配置例を8パターン見てきました。
二人の部屋や生活パターン、価値観と照らし合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
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