宮付きベッドのデメリットが無いか、棚型のボードは本当に必要か、とお悩みではないでしょうか。
そこで、この記事では、宮付きベッドのデメリットとメリットについて書いています。
宮付きベッドとは… 棚型のボード
「宮付きベッド」とは… ベッドのヘッドボードに厚みを持たせて、枕の上(頭上)に棚を備え付けたものをいいます。
寝る直前まで使ういくつかの小物を置くのに役立ちます。
また「機能」が「家具」にビルドインされていることによって、備え付け家具のようなスッキリ感や特別感が演出されます。
宮付きベッドの4つのデメリット
宮付きベッドには、次のような4つのデメリットがあります。
- ベッドが長くかつデッドスペースが多い
- 宮棚の下にホコリがたまり易い
- 置く物が限られる
- 背もたれに向かない
1.ベッドが長くかつデッドスペースが多い
宮付きベッドはヘッドボードが厚くなります。
一般的な宮付きベッドは、ヘッドレスと比べて、20~25㎝くらいベッドの丈が長くなります。
もし部屋が広くない場合には、部屋のドアやクローゼットの扉、引き出しなどが開けにくくなったり、窓からベランダに出づらかったり、またそれを避けるためにベッドの配置に制約が出たりします。
希望通りのレイアウトにならない可能性が高くなるということですね。
一方で、宮付きベッドがならナイトテーブルが不要です。
ただ、ナイトテーブルと比べるとスペース効率がいいとは言い切れません。
というのも、厚さ約20cm×幅約100cm×高さ約80cm(※シングルベッドの場合)
と、結構な容積が「小物置き」のためだけに使われることになるためです。
(対策)
一つの工夫として、このデッドスペースを活かしたものを選ぶこともできます。
▼フットライト(足元照明)
▼本棚(スライド式の本棚)
2.宮棚の下にホコリがたまり易い
宮付きベッドは、一部の高級品を除いて、宮棚の下にホコリがたまり易いです。
というのも、厚さ約20cm×幅約100cm×高さ約80cmのうち、下半分はマットレスに隠れます。
隠れた部分に部材を使うのは、資源とコストの無駄になるため通常は空洞になっています。
そこにはホコリがたまりやすくなります。
(対策)
清潔を保つためには、脚のあるベッドを選び、脚の長さはベッドの下へと掃除機が入るものを選ぶことをおすすめします。
3.置く物が限られる
宮付きベッドは確かに小物を置くスペースとして有効ですが、置くものが限られます。
置くのに適さないものとしては、
- 重いモノ
- 硬いモノ
- 大きいモノ
- 水分を含むモノ
- 大量のモノ
と、挙げていくと結構制約があるものですね。
とはいえ、
枕元におくレギュラー品と言えば、
- 目覚まし時計
- スマホと充電器
- ティッシュペーパー
- メガネ
- 読みかけの本
くらいでしょうか。
これくらいなら宮付きベッドの棚に充分収まりますがいかがでしょうか。
4.背もたれに向かない
宮付きベッドはごつごつとして硬いため背もたれには向きません。
ヘッドボードは、レザーベッドやファブリックベッドの場合は、背もたれやひじ掛けとしてくつろぐことを想定してクッションが内蔵されています。
宮付きベッドは棚があるので、たとえソファに置くようなクッションを使ったとしても背もたれにすることは難しそうですね。
宮付きベッドのメリット
一方で、宮付きベッドのメリットは、次のように3点あります。
- 寝たまま手が届く範囲にモノが置ける
- ベッド横のスペースに余裕が生まれる
- オプション(コンセントや照明)も便利
1.寝たまま手が届く範囲にモノが置ける
夜中に薄く目が覚めて「今何時だろう」と時計を見ることはありませんか?
たとえばナイトテーブルだと寝返りを打たないと届かないことがありますが、宮付きベッドだと頭上に手を伸ばせば届きます。
スムーズに深い眠りへと戻っていけるという点は助かります。
二段ベッドの上段やロフトベッドの場合は尚更ですよね。
はしごを使っていちいち下に降りるのは辛いものがありますので、宮付きが便利です。
2.ベッド横のスペースに余裕が生まれる
宮付きベッドがあれば、ナイトテーブルが必要ありませんので、ベッド横のスペースに余裕が生まれます。
ベッドの配置によっては、ベッド横にはナイトテーブルを置く余裕がないがベッドが長い分には問題がないということがあるかと思います。
あなたの部屋のレイアウトはいかがでしょうか。
もし枕近くのベッド横にスペースがあるならこちらの記事も参考にしてみてください。
3.オプション(コンセントや照明)も便利
宮棚付きベッドは、オプションとして棚の近くにコンセントや照明が埋め込まれたものもあります。
コンセントがあればスマホの充電に便利ですし、照明があれば夜中にトイレに立つときも安全ですよね。
まとめ
宮付きベッドは、厚めのヘッドボードを棚として利用したもの。
寝る直前まで使う小物を置くのに役立ち、インテリア的にもスッキリした印象を与えます。
メリットは3点。 1.寝たまま手が届く範囲にモノが置ける、2.ベッド横のスペースに余裕が生まれる、3.オプション(コンセントや照明)も便利で、特に背の高いベッドでは無いと不便かもしれません。
一方で、デメリットもあります。 1.ベッドが長くかつデッドスペースが多い、2.宮棚の下にホコリがたまり易い、3.置く物が限られる、4.背もたれに向かない、の4点が挙げられます。
関連記事
関連ヘッドレスベッドを選んで困る事とヘッドボードの5つの代用品とは