小柄な方が寝るのに充分なサイズで、かつ、狭い部屋にもコンパクトに収まる、ショート丈のベッド。
そうはいっても、デメリットが無いだろうかお悩みではないでしょうか。
この記事では、ショート丈ベッドのデメリットやメリットついてご紹介しています。
ショート丈ベッドの特徴を簡単にご説明
ショート丈とは
ショート丈は、マットレスの長辺の長さが標準よりも短いベッドです。
標準が約195㎝なのに対し、ショート丈は約180㎝(マイナス約15㎝)。
同様にベッドサイズも、約15㎝短いため、部屋に収まりやすくなります。
反対に、寝る人の身長には制約が出てきます。
身長の目安
マットレスの長さは、身長プラス15㎝以上が適しているとされています。
つまり、ショート丈に寝る人の身長は、165㎝以下であることが推奨されます(180㎝-15㎝=165㎝)。
ショート丈ベッドのデメリット
1.場合によっては窮屈
身長が160㎝以上ですともしかしたら窮屈に感じるかもしれません。
他にも、大きい枕を使う場合や足元に湯たんぽを忍ばせる場合なども。
もし縦方向に不安を感じる場合は、今の寝具で枕の位置を脚側に15㎝ずらして寝てみると確認ができます。
2.ベッドフレームの商品展開が少ない
ベッドの大半は標準丈ですので、ショート丈はベッドフレームを選ぶときの自由度に劣ります。
かといって探すのに苦労するほどではありません。
確かに街の家具店にはあまり数が置かれていないように見えますが、それは見本の展示品を用意すると非効率なためであって、ショート丈もいくつかの商品では展開されているはずです。
メーカー直送の形をとれば買うことができると思います。
同様にネット通販でもショート丈は展開されており、写真であればいくつも見ることができます。
ベッドフレームの形状でも
- フロアベッド
- ローベッド
- 脚付きマットレス
- 引き出し付きベッド
- チェストベッド
- 跳ね上げ式ベッド
- ロフトベッド
- 二段ベッド
とバリエーションがあります。
3.リネン類の商品展開が少ない
ベッドフレームと同様に、ショート丈はボックスシーツやベッドパッドを選ぶときの自由度に劣ります。
とはいえ、これも探すのに苦労するほどではありません。
ネット通販で簡単に手に入れることができますので安心してください。
ショート丈ベッドのメリット
1.省スペース
間取り自由度アップ例1
部屋の長辺方向に対して並行にベッドを置いたケースです。
標準丈でもベッドは収まるものの、くつろぎスペースが狭くなります(青ベッド)。
ショート丈なら、くつろぎスペースが広々ととれます(ピンクベッド)。
ショート丈にすると、下の写真のような広々空間になります。
間取り自由度アップ例2
部屋の長辺方向に対して垂直にベッドを置いたケースです。
標準丈でもベッドは収まるものの、ベッドの脚元はデッドスペース(青ベッド)。
ショート丈なら、スペースを有効活用できます(ピンクベッド)。
ショート丈にすると、下の写真のようにドレッサーとして活かせるので、間接的に手前のくつろぎスペースが増えます。
間取り自由度アップ例3
部屋のドアを避けて無駄なくベッドを置けるケースです。
下の写真の場合、もし標準丈ならこの場所にベッドが置けず、たとえば右に見える窓の手前をふさぐようにベッドを設置せざるを得ない可能性が出てきます。
ショート丈ならこのように置き方に自由度が生まれます。
更なる省スペースのパターン
ショート丈がベッドの長辺を約15㎝。
セミシングルサイズを選択すると、ベッドの短辺も約15㎝※短くすることができます。
(※シングルが97~100㎝、セミシングルが80~85㎝)
合わせるとベッドの底面積の約20%もカット。
約4,000平方センチメートルの床面積が捻出できます。ちょうど上の写真のガラステーブルくらいですね。
ショート丈でもゆったり寝るパターン
今度はセミダブルをチョイスします。
ショート丈で捻出したスペースを活かしてベッドの幅を広くするパターンです。
セミダブルにすると、腰を持ちあげなくても左右に寝返りができるので熟睡・快眠を妨げません。
また、たとえば子供やペットと添い寝することもできる点もメリットです。
2.取り回しが楽
ショート丈は標準丈に比べると、すこしだけ搬入や掃除がしやすいという特徴があります。(すこしだけですが…)
まとめ
ショート丈のベッドは、省スペースや部屋の間取りの自由度を上げるのに有効です。
また、様々な形状のベッドでショート丈は製造されています。
もし体が小柄でショート丈が苦にならないようでしたら、ベッド選びの際に「このベッドには、ショート丈バージョンは無いのかな」と是非チェックを入れるようにしてください。