フロアベッドのカビや湿気に、すのこって意味あるの?効果と限界とは

02)背の低いベッド

小さい子供がいても安心なだけでなく、部屋の空間を広く感じられる最も低いベッドといえば、フロアベッド。

中でも、最も寝床の位置が低いのは「マットレス落とし込みタイプ」です。

でも、床下空間が狭いだけでなく、フレームで四方を囲われて風も通りませんので、たしかに湿気やカビが心配ですよね。

そこで、床板が「すのこ」のものを選べば、”少しは効果があるのか?”

それとも、”全く効果は見込めないのか?”

と疑問に思われませんでしょうか。

確かに、フロアベッドにおいては、折角のすのこが有効に働かない点が2つあります。
でも、ある3つの点では効果を発揮しています。 フロアベッドでも、すのこは、捨てたもんじゃないのです

この記事では、落とし込みタイプ(※)フロアベッドにおける「すのこ」の有効性と、限界について詳しくご紹介します。

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【有効性】すのこが活きる3つのポイント

1.すのこは熱伝導性が低いため、結露が起こりにくい。

結露

結露は、急激な温度の変化によって、空気中の湿気が、水分に変化する現象です。

例)夏、冷たいビールが注がれたグラスの外にできる水滴。
例)冬、暖房の効いた部屋の窓ガラス。

温かいマットレスと、冷え切ったフローリングの間の、熱伝導率が低ければ低いほど、それが緩衝材となり、結露が起こりにくい

フラット板・すのこは、両方木材ですので一見、変わらなく思えますが、すのこにはすき間、つまり、空気の層が豊富にあります。

熱伝導率の大きさは、
【固体】>【液体】>【気体】
固体どうしで比べると、
【(金属)>(ガラス)>(木材)】

これは、皆さんの「触ってヒヤッとする」感覚の通りではないでしょうか。

まず、【固体】の中では比較的、(木材)の”熱伝導性の低さ”に優れています。

ただ、【気体】である(空気)には敵わず、すのこの方が結露防止に優れるのです。

 

2.すのこは下駄を履いているため、結露が起こりにくい。

すのこの背が高い構造

上で触れたとおり、結露は、急激な温度変化によって、起こりやすくなります。

ご存知の通り、すのこは、薄くて細い板を並行に並べたものを、垂直方向に角材がつないでいます。

つまり、すのこは必然的に、下駄を履いており、フラット板より少し背が高い構造です。

フローリング床とマットレスとの間隔が単純に遠いため、急激な温度変化を緩めます

 

3.すのこは下駄を履いているため、マットレス側面の露出を多くさせ、内部に湿気がたまりにくい。

上で触れたように、すのこは、フラット板と比べて、床板の位置が高くなります。

それによって、ベッドフレームの内側に落とし込まれたマットレスが数センチ上方向に。

マットレスの側面が、より多く顔を出すため、その分、マットレス内部の湿気が、より逃げやすく(※)なります

※)スプリングマットレスは、人の動きにあわせて「側面」で呼吸する構造。少しでも多く開放されていることが望ましい。

 

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【限界】すのこの効果が削がれる2つのポイント

ここまで見てきたように、たとえ、落とし込みタイプのフロアベッドであっても、すのこは湿気やカビ予防の強い味方。 その反面、落とし込みタイプだからこそ、すのこの効果が削がれるポイントが2つあります。

1.せっかく床板を通り抜けた湿気を、一時的に貯蓄できる量が少ない。

湿気たまるメカニズム

一晩にコップ一杯発生するという寝汗は、一部マットレスの裏面を抜け、フラット板の場合はそこにとどまります。

すのこの場合は、すき間を通り抜けます。

フロアベッドの場合は、床板の下の容積があまりに小さくて、湿気を蓄積する余裕が少ないため、すのこの効果が減ってしまいます

 

2.床板の下がフレームによって閉鎖されているため、風が通らない。

すのこがフレームで囲われている

更には、フロアベッドは、脚が無く、箱型ベッドボディがベタッと床についた形状。 床板の周囲は、ベッドフレームにほとんど囲われています。

放置すると、湿気を含んだ空気が解放されづらくすのこ効果が削がれてしまいます

 

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落とし込みタイプフロアベッドの4つの湿気・カビ対策

落とし込みタイプのフロアベッドで心配な湿気やカビの対策。有効なのは次の4つです。

特に湿気の多い家屋や部屋にお住まいの場合は、複数対策されることをおすすめします。

1.マットレス裏面の定期的な換気

マットレスを浮かす

マットレスの換気といっても、頻繁に立てかけるのは大変ですよね。

比較的実行しやすくて、かつ、効果が大きいのは、マットレスを少し浮かせることです。

高さ10㎝程度の何か硬いものを、マットレスの四隅の裏側に差し込むだけで、浮きますのでそれで充分です。

 

2.除湿グッズの活用

エアコンを利用した除湿

除湿シートや、除湿剤、また、夏には、エアコンのドライを使うことも有効です。

ただ、除湿グッズ自体を、定期的に乾かす必要がありますのでご注意ください。

 

3.シーツのこまめな取替

シーツの衛生

カビは、湿気だけでなく、人の毛髪や皮脂などの養分も好みます

シーツをこまめに洗うことで、ハウスダストも湿気もリセットできますので、カビ予防にはとても有効です。

 

4.すのこタイプを選ぶ

フロアベッド自体、インテリアデザインとしても魅力的な、安心安全なベッドです。

落とし込みタイプのフロアベッドでも、すのこは、湿気対策に一定の効果があります。

LVLすのこ付フロアベッド『Breeze ブリーズ』

スタイリッシュな落とし込みタイプのフロアベッドです。

床板は、強度抜群な「LVLすのこ」

また、このタイプに起こりがちな、フレームの歪みやたわみを解決した信頼設計です。

落とし込みタイプのフロアベッドは、ベッドフレームにマットレスの重さが載っていないため、この画像のように、物を挟めみ込むだけでフレームが浮きます

ただ、この換気の効果が大きいのは『すのこ床板だからこそ』と言えます。

 

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まとめ

フロアベッドの中でも、特に「マットレス落とし込みタイプ」で心配される、湿気やカビ対策に、すのこが有効な3点と、活かされない2点をご紹介しました。

フロアベッドは、落ち着いて寝られ、子供にも安心安全。またインテリアデザインとしても、魅力の多いベッドです。

例えば、マットレスやフレームを浮かすなど、効果的な湿気対策を講じつつ、すのこ床板のものを、ぜひ選ばれることをおすすめします。

湿気に強いマットレス上乗せタイプのフロアベッドもおすすめ

上乗せタイプ【宮付き】すのこフロアベッド

一般的なフロアベッドと違うのは、マットレスを薄い箱型ベッドフレームの上に載せるところ。

すのこの床板の下には空間があり、マットレスを少しずらしたり浮かせるだけで簡単に通気性を確保できます。

また、落とし込みタイプに比べて、足を挟む危険が少ない点や、シーツの取り替えがラクなの点もメリットです。

 

すのこベッド【まとめ】必要なページだけ選べるので情報収集が簡単!
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