シングルよりもワンサイズ小さいセミシングルベッド。 一体どんな人に向くのか気になりませんでしょうか。
この記事では、シングルベッドよりも幅の狭い「セミシングルベッド」はどんな人向けなのかについて書いています。
1.結論、どんな人向けか
結論、セミシングルサイズのベッドが向いているのは次の3つです。
- 狭い部屋にベッドを使いたい場合
- 肩幅が小柄で寝相の良い人
- 一緒に寝る二人のマットレスの好みが異なる場合
もし条件に合えば、選択肢の1つに加えてみてください。
2.セミシングルの特徴
①セミシングルとは
「セミシングル」とは、ベッドや布団の幅を指しシングルよりも約10㎝狭いサイズのことをいいます。
セミシングルベッドは、街中の家具店ではあまり見かけませんが、一方で昨今ネット通販でベッドが買われるようになってからは、セミシングルは人気があって広がっています。
ベッドフレームの形状も
- フロアベッド
- ローベッド
- 引き出し付きベッド
- チェストベッド
- 跳ね上げ式ベッド
- 折りたたみベッド
と多種多様なものが出回っていますのでたくさんの中から選ぶことができます。
②寸法
マットレスの寸法は、80㎝~85㎝のものがほとんどです。
中でも多いのが、80㎝、83㎝、85㎝。
セミシングルが80㎝ならクイーンサイズは160㎝、セミシングルが85㎝ならクイーンサイズは170㎝というように、クイーンサイズはセミシングル2つで構成されていることが多いです。
80㎝は肩幅40㎝の人が左右に20㎝ずつだけ余裕があり、家庭で日常的に寝るベッドとしてはギリギリの狭さになります(参考:B寝台は70㎝)。
セミシングルの寝心地や寝具についてについて気になる方はこちらの記事をぜひ参考見てみてください
ベッドフレームのサイズはマットレスサイズにプラス約0~3㎝となります。
3.セミシングルが向いている3つのパターン
①狭い部屋にベッド(省スペース)
ベッドフレームの幅は80㎝~90㎝に収まり、狭い部屋であってもベッドレイアウトに自由が利きやすくなります。
また、部屋が狭くなくても空間を広く使いたいなど、省スペースに有効です。
床面積のインパクト
どれくらいの面積かというと、
- 幅…シングルベッドとの差10㎝
- 長さ…マットレス195㎝+薄いヘッドボード5㎝=200㎝
と仮定すると、
面積は、幅×長さ=2,000平方センチメートル。
これは例えば、幅80㎝×奥行25㎝の本棚が置けるスペースに匹敵します。
この差は、結構大きいですよね。
究極の省スペース
省スペースを突き詰める※と、どんなベッドになるでしょうか。
それは、
- 幅…セミシングル
- 長さ…ヘッドレスまたはショート丈
- 収納…跳ね上げ式ベッド(家具を削減)
です。
いかがでしょうか。
※元々床面を空けるロフトベッドや折りたたみベッドは除いています。
②肩幅が小柄な人
狭すぎるとは感じにくいベッドサイズは、肩幅+40㎝以上と言われています。
仮に肩幅が40㎝の方ならセミシングルの幅が80㎝でも85㎝でも使えます。
(参考:日本人の場合、成人男性は約45㎝、成人女性は40㎝)
③マットレスの好みが異なる2人が寝る場合
セミシングルベッドに2人で寝るという意味ではありません。
同じセミシングルベッドを2台並列にくっ付けると(または連結すると)クイーンサイズのベッドになります。
セミシングルベッドを活用することによって、2人で寝られるベッドでありながら、一人ひとりに適した、または、一人ひとりの好みに応じたマットレスを選ぶことができます。
体重が重いか軽いかでさえ適したマットレスは異なりますし、包まれるような柔らかなベッドで寝たい人もいれば、腰痛で硬いベッドでないとダメな人もいると思います。
なお、セミシングル2台がクイーンベッド1台よりも優れている点は他にも2つあります。
他の利点1)将来、生活環境が変わったとき2台に独立させて使える
たとえば、今は夫婦2人でクイーンサイズで使い、子供2人が大きくなったら子供部屋に1台ずつという使い方もできそうですね。
他の利点2)搬入、引越、掃除など、取り回しが楽
サイズは小さい方が搬入や引越のときは便利ですが、頻度は多くないかもしれませんね。
日常で便利なのはベッド周辺の掃除のときではないでしょうか。
重さの点でも体積の点でも、クイーンサイズと比べると断然動かしやすいと思います。
まとめ
ベッドサイズの中で最も幅の狭いセミシングルは80㎝~85㎝。
そのコンパクトさを活かせるのは、次の3つのパターン。
1.狭い部屋にベッド、2.肩幅の小柄な人、3.マットレスの好みが異なる二人が寝る場合。
様々な形状のベッドフレームでセミシングルは展開されていますので、もし条件に合えば選択肢の1つに加えてみてください。