初めてのワンルームで「一人暮らし」。
賃貸物件を選ぶとき、使い慣れた「セミダブル」のベッドを持っていきたいが、家賃も抑えたい…「6畳か7畳どちらにしようか」とお悩みではないでしょうか。
一般的には、“6畳だとシングルベッドが無難だ” とは言われます。
実際には、6畳にセミダブルだとどれくらい狭いのか? 7畳なら問題ないのか?
★結論
セミダブルは6畳の広さでも置けます。
ただし、譲歩や工夫が必要です。
また、7畳あれば、サイズアップ分は余裕で賄えます。
この記事では、「数字」と「レイアウト」の両面から感覚をつかんでいただけるよう、情報を整理してご紹介しています。
「6畳にシングルベッド」と「7畳にセミダブル」の面積比較
結論、6畳にシングルが置けたら7畳にセミダブルは余裕で置ける
もし6畳にシングルベッドが置けるなら、7畳にセミダブルを置くことは可能です。
理由(面積の簡易な計算)
シングルとセミダブルの【面積差】は、1畳よりも小さいため、部屋が1畳広がれば余裕でまかなえるわけです。
(a)ベッドの面積増分(多く見積もって)
部屋を占める面積を、シングルベッドとセミダブルとで比べます。
つまり、シングルとセミダブルの【面積差】は、26,400㎠ー21,340㎠=5,060㎠
(b)部屋の面積増分
部屋の面積を6畳と7畳とで比べます。
(c)面積増分比較((a)÷(b))
部屋が1畳広くなると15,488㎠も余裕が生まれるのに対して、シングルベッドをセミダブルに替えたところで5,060㎠しか増えません。
もし、6畳を7畳にすると、ベッド以外のスペースに余裕が出ることが分かりますね。
(d)「セミダブルなら8畳」という表現を正しく理解しよう
一般に言われている「セミダブルなら8畳」というフレーズをもし聞いたなら、少し立ち止まって下さい。
確かに、8畳の部屋はセミダブルを充分置ける快適な広さの部屋です。
一方で、もし6畳にシングルベッドが置けるならば、たった3分の1畳増やすだけでセミダブルを置けますので、つまり、7畳あれば充分ということになります。
仮にベッド幅のサイズアップだけのために、広すぎる部屋を選んでしまとしたら、毎月の家賃がもったいないかもしれません。
客観的な判断のために、ぜひ数値も押さえておきましょう。
6畳にシングル・セミダブルを配置したレイアウト例(3パターン)
以下に、6畳にシングルベッドまたはセミダブルを置いたレイアウトを3パターンご紹介します。
パターン1.睡眠・活動の領域分け
パターン1は、部屋とベッドの長辺どうしを垂直に配置。
部屋を二つに分けて、奥を睡眠スペース、手前を活動スペースの領域とします。
特徴
感覚的には効率的で使いやすい気がするのでこのレイアウトにする人が多いです。
でも、図でいうベッドの上部はデッドスペースであり、実は効率があまりよくありません。
また、入口から見て窓への動線をふさぐスタイル。 圧迫感を感じやすいのもこの部屋の特徴です。
このレイアウトでセミダブルにすると…
1.デッドスペースが更に増えます。
2.動線が窮屈になります。 洗濯物をベランダに運ぶ途中にベッドで足をぶつけないよう気を付けましょう。
3.単純にベッドの体積増の分、圧迫感もさらに増します。
一人暮らしの6畳部屋に垂直配置するのに向いたセミダブルとは
対策としては、マットレス落とし込みタイプのフロアベッドを選ぶと、窓に向かって少し抜けた印象になります。
寝床が極端に低いので、ベランダに出る目的でベッドに昇りたいときも楽ですし、そして、ベッドフレームには体重の負荷がかからない構造ですから、壊れる心配がありません。
おすすめベッドの上を歩けるナチュラルな落とし込みタイプ【宮付き】フロアベッド
このベッドは『マットレス落とし込みタイプフロアベッド』といい、最も寝床の位置が低い形状です。
窓際を横切るように配置したときにも、ベッドの上を歩いても安全かつ安心ですよ。
パターン2.動線優先なら家具を壁に寄せて
部屋とベッドを平行に配置。
動線を優先し、部屋の短辺を二つに分け、スペースを長細く使うスタイルです。
特徴
動線がよくなる上、まるで「廊下」のように入口から窓までスカッと圧迫感を緩和。
一方、デスクを置くスペースがとれないため、カフェテーブル&チェアを使うことで、食事とデスクワークに兼用します。
また、テレビを部屋の角の位置に斜め45度に設置すると、ベッドからもカフェチェアからも見られて便利ですよ。
このレイアウトでセミダブルにすると…
このレイアウトでは、セミダブルにサイズアップしても、動線が確保できていて、圧迫感も感じにくいと思います。
注意点としては、ベッドサイドが狭いため、引き出し付きのベッドは不向きかも。
もしデスクが必須な場合には…
もし、部屋にデスクを置く予定でしたら、図の左上に「デスク」を置きます。
デスクの向きは、カフェテーブルと背中合わせがベスト。カフェチェアとデスクチェアを兼用するとスペースが省けます。
ただ、「チェストや本棚」が無くなる分、収納に困りますよね。
そんなときには、ベッド下に大容量収納ができる「跳ね上げ式ベッド」がおすすめです。
また、このレイアウトでは、頭上の窓からの熱気・冷気や光を抑えたいので、ヘッドボード付きの方が重宝すると思います。
収納家具の少ない一人暮らしの6畳部屋に向いたセミダブル
おすすめ『大物・長物・大容量』収納【宮付き】日本製 ガス圧 跳ね上げ式ベッド
ベッド下は収納付きベッドの中で最も収納力のある跳ね上げ式。
仕切りがありませんから、大物・長物・いびつなものまで収納できます。
ガスシリンダー付きの床板は、女性でも軽々開閉。億劫でない分、毎日使うものも気軽に収納できますよ。
セミダブルなので収納も大きく、他の収納家具を1つ減らせるかも。
パターン3.家具が多いならベッドにも座ることを前提にして
例えば、広い部屋から引っ越してきた場合など、既に家具をお持ちのことも。
パターン2に比べて家具が多い分、メイン動線に家具がはみ出してしまいます。
特徴
もし、デスクワークの時間が長かったり、書類が多かったり、食事のたびに片づけられなかったりと、デスクと食卓をうまく兼ねられない場合は、家具が増えがちです。
パターン2でいう「廊下」のスペースにローテーブルを置くことになってしまいます。
このレイアウトでセミダブルにすると…
シングルベッドであれば、ベッド横に、テレビを見るための座椅子やスツールを置けますが、セミダブルでは余裕がありません。
ベッドに腰掛けることで対応しましょう。
一人暮らしの狭い部屋でベッドに腰掛けてくつろぐのに向いたセミダブル
対策としては、日常的に腰掛けるのに向いた「座面の高さ」「スプリングの信頼性」「フレームの肌ざわり」がベッド選びのポイントになってきます。
おすすめ『触感柔らか』かつ『ヘタリにくい』国産脚付きマットレス 【一体型】ポケットコイル
極厚キルティングを側面まで覆った「脚付きマットレス」ですから側面がソフト。
背もたれとしてもふっくら寛げますし、また、セミダブルによって狭くなった通り道で、もし足をぶつけても安心ですね。
そして、日本製ですから、ソファ代わりに座ってもへたりにくい品質レベルです。
脚の長さは4種類から選べ、別売りの脚で長さを変更することも。 腰掛けやすい高さや、収納しやすい高さに調整できます。
搬入・開梱・組立・設置サービス付き。梱包材まで持ち帰ってくれますので、手間なし&時短になりますよ。
まとめ
一人暮らしにセミダブルベッド。 6畳だと、セミダブルは置けます。
ただ、生活動線やデッドスペース、収納などに目を配って、家具の配置を工夫をすることが必要です。
また、7畳あれば余裕で解消しそうです。が、とはいえ、もし家賃が上がるなら気になるところ。
6畳でセミダブルを使って、なおかつ生活空間も快適になるよう、レイアウト別に3つのおすすめベッドをご紹介しました。 ぜひ参考にしてみてください。
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