ネット通販では、ヘッドボードの無いベッドもよく見かけます。
ヘッドボードは、ベッドの印象を決める重要なインテリア要素。 同時に「小物置き」や「背もたれ」といった機能的な要素を持つものが主流です。
一方で、ヘッドボードが無い事によってベッド選びの自由度が広がることも事実です。
ヘッドボードはいる?いらない? この記事では、ご判断の参考にしていただく材料の1つとして、ヘッドボードの無いベッドの種類や特徴に関する情報をご紹介しています。
ヘッドボードの無いベッド(ヘッドレスベッド)の種類
ヘッドレスベッドは、ヘッドボードが無い分、価格が安くなったり、レイアウトが組みやすくなることがメリットです。
ヘッドレスベッドと言えばそのまま「脚付きマットレス」を指す人もいます。
でも実際には、脚付きマットレス以外にも、ヘッドレスが選択できるベッドは多数あります。
1.ローベッド
中でも、ステージタイプのものは、ヘッドレスが多いです。
ステージベッドとは、マットレスより幅の広い床板がフレームの大部分を占め、その床板に4本の短い脚が付いたシンプルなベッド。
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2.チェストベッド
箪笥の上に床板を敷いて寝るタイプで、衣服持ちの女性に向いています。
そして体の小さい女性用にショート丈のベッドもチェストベッドには多いのが特徴です。
ショート丈とヘッドレスを合わせると、ベッドは180cmとかなり短尺。 コンパクトベッドとして重宝されています。
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3.跳ね上げベッド
長持のフタの上に寝るタイプで、大容量収納が売りのベッドです。
マットレスを載せたまま収納のフタを軽く上げられるよう専用のガスシリンダーが開閉を補助します。
ベッドの高さはマットレスを足すと約60cmと比較的高くなりがち。 ヘッドレスは、ずっしりした圧迫感を少しでも抑える目的でラインナップされています。
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4.ロフトベッド
ロフトベッドは、ベッドを四隅の柱で高く持ち上げたベッド。 寝るたび起きるたびに、はしごを使って昇り降りします。
ベッドの下は、収納や居住空間としても使えるため、ワンルームでも、デスクやソファとベッドを共存させられます。
ヘッドレスの理由は、ベッドの重心が高いことを考慮して、重いヘッドボードは省略されるため。
とはいえ、目覚まし時計やスマホ、読みかけの本、メガネなどを、はしごの下の床に置くわけにはいかないため、小さい簡易の宮棚が備え付けられたものもあります。
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5.折りたたみベッド
折りたたみベッドは折りたたんだ時のコンパクトさが重要なベッド。 ヘッドボードは場所をとるため省略されます。
折りたたみベッドには、リクライニング機能が付いたものが多いです。
そのためヘッドボードが無くても、背もたれを使ってくつろぐ事ができるのが特徴です。
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6.畳ベッド
畳ベッドは、床板に畳が使われたベッドで、敷布団を敷いて寝ます。
畳の床に敷布団を敷いて寝ていた寝心地をそのままに、起き上がりやすく、布団を上げるのも楽になるのがメリットです。 布団を上げると見た目は「和の小上がり」。
ヘッドレスの理由は、ヘッドボードが無い方が雰囲気が出るからです。
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まとめ
ヘッドボードには、ベッドの顔の役割があり、背もたれや宮棚としての機能を果たすものも。
一方で傾向としては、ベッドフレームの形状が多様化するに伴って、ヘッドボードの無いベッドも増えています。
また、ヘッドレスにすることでベッドを希望通りに配置できたり、価格も抑えられます。
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