ベッドの寿命って?フレームとマットレスの耐用年数と買い替えの目安とは

豆知識
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ベッドの寿命ってどれくらいかご存知ですか?

「既に何年も使い続けた今のベッドはいつまで持つか」「ベッドの買い替え時とはどんなときか」と疑問に思いませんか。

ベッドがいつまで持つかが分かると、次の買い替えタイミングを、生活スタイルが変わる時期にあわせて、事前に計画できそうですね。

また、買い替え時期の目安が分かると、『知らず知らずのうちに睡眠の質が悪化した』なんてことにならずに済んだり、逆に『過剰に買い替えて出費がかさんでしまう』ことを防げたりもするのではないでしょうか。

そこで、「耐用年数」や「買い替え時期」の一般的な目安についてご紹介していきます。

 

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1.耐用年数の目安

10年一区切り

寝る人、使い方、環境によって異なるものの、マットレスの寿命が先に来て、「耐用年数は10年」が一つの目安

①ベッドフレームとマットレスでは、基本的にはマットレスの方が寿命が短い

ベッドは、毎日身体に触れて使いますから、数ある家具の中でも「寿命のある部類」に入ります。

ベッドは主に、ベッドフレームとマットレスから構成されており、ベッドフレームに比べると、マットレスの方が、寿命が短い傾向にあります。

マットレスは、布やウレタンを中心とした柔らか素材と、スプリングで出来ています。

そのため、寝ている人の体重や、睡眠時間、寝返りの回数、部屋の湿度、お手入れの頻度など、様々な要素から影響を受けやすいのです。

 

また一方で、ベッドフレームもやがては寿命がやってきます。 フレームの寿命は主に、「ベッドタイプ」によって大きく異なります。

寿命の長いベッドフレーム、そして寝具との併せ方については是非こちらを見てみてください>>>参考寿命の長いフレームやマットレスを選ぶ方法・長く快適に使う方法とは

 

②マットレスも種類による耐用年数に違いがある

マットレスの寿命の1つの目安は、約10年です。

とはいえマットレスの種類は様々です。 マットレスの種類ごとに分類した場合には次のようになります。特徴を捉えるための目安として参考にしてみてください。

低反発ウレタンは3-5年、高反発ウレタンは5-8年、ボンネルコイルは8-10年、ポケットコイルは7-10年。

 

参考)寿命の長さは「保証期間」の長さとは必ずしも比例しないので、注意が必要です。

メーカーや販売店が独自に定める「保証期間」には、顧客サービスという側面と、自社製品の品質をアピールする表現方法という側面があります。

中には10年を大幅に超える保証期間を設定されているケースも。

保証期間が長ければ長いほど、「保証範囲が部分的でないか」「摘要条件が狭すぎはしないか」など内容を詳しくチェックされることをおすすめします。

 

③マットレスの品質によっても異なる

mattress

同じ種類のマットレスであっても、製品ごとの品質によって寿命は異なります。

たとえば、ウレタンであれば素材や密度、そして、コイル(スプリング)であれば、鋼線の硬さ、巻かれた太さ、長さ、包装状態、複数のバネの装填密度、コイルを挟む詰め物…、使用環境とは別に「マットレスの品質」によって影響を受けて変わってきます。

 

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2.買い替え時の目安

①見て触って、ヘタリ、不衛生、ホツレ、きしみ、突起があたる場合は買い替え時

マットレスの内部

使っていて分かる「買い替え時の兆し」がいくつかあります。

・まず見て分かるのが、ヘタリ(※)です。

起きたら、シーツやベッドパッドを取り除いて、マットレスの上面を水平方向から見てみてください。 凹んだ箇所の戻りが悪い場合には、買い替え時が近づいています。

※)『ヘタリ』という症状は、コイルよりむしろ内部の詰め物(ウレタン等)が偏って生じるもので、詰め物の量が増えるほど『ヘタリ』は早くなります。

・音で分かるのが、きしみです。

マットレス内部から聞こえる音の他にも、マットレスの体圧分散が衰えた結果としてベッドフレームが鳴っている場合もありますので注意が必要です。(ただ、もしベッドフレームのネジの増し締めや潤滑油で改善したら問題はありません。)

・感触で分かるのが、詰め物の偏り、そして、コイルスプリングの異常です。

普段寝ている場所から縦や横にずらして寝てみると分かりやすいと思います。 寝て背中で違和感を感じられるほどであれば、買い替え時期と考えていいと思います。

 

②寝ても疲れが取れない、腰痛や肩こり、アレルギー症状が悪化したときも買い替え時

疲れが取れない

このほか、マットレスが身体に合っていない状態になったまま寝ていると、身体に負担を与えることがあります

寝返りを打ちにくく、目覚めたとき、腰が重い、肩が張っている、頭痛が起こるなど違和感を感じることがあります。 逆に、体の収まりが悪く寝返りの多さを自覚する、夜中に何度も目が覚めるといったことも。

そんなときには、耐用年数の目安も参考にしつつ、マットレスの寿命に目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

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3.今お使いのマットレスを長持ちさせるポイントは、ヘタリの分散と通気性の確保

マットレスを長持ちさせるためにできることは、主に「ヘタリを分散させること」「通気性を確保すること」の2つです。

ヘタリを分散させるためにも、そして通気性を確保するためにも、マットレスの上面にベッドパッドを使うことを推奨します。 ベッドパッドの効力としては、マットレスの「表面防御」や「湿気対策」以外に、「詰め物やウレタンの劣化(ヘタリ)予防」にも。

※)少し値段が高いですが、「羊毛」のものがおすすめです。 冬暖かいだけでなく、寝汗をよく吸い取り、乾きも早いので夏の使用感も快適です。

加えて、マットレスの頭と足・裏と表をローテーションさせることも有効です。 タイミングは、季節ごと(年4回)を目安にするといいでしょう。

 

まとめ

ベッドの寿命は、マットレスの方がフレームよりも短く、耐用年数の目安は約10年です(種類、品質、使われる環境によって前後します)。

マットレスそのものを見たり触ったりして状態を見極める方法」と、「直近の睡眠の質や体調の悪化の原因がマットレスに無いかを振り返る方法」を、それぞれいくつかご紹介しました。

買い替え頻度や、次のベッド(マットレス)購入時期の計画に、ぜひ参考にしてください。

参考寿命の長いフレームやマットレスを選ぶ方法・長く快適に使う方法とは

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