収納ベッドは、床板の下に「たっぷり収納機能」が備え付けられたベッド。
「抜け感がなく圧迫感が出やすいのでは?」とご心配ではないでしょうか。
そこで、シングルよりも幅が約2割広い『セミダブル』。
左右両側に寝返りが打てるなど、ゆったり上質な眠りを得られるだけでなく、収納容量も約2割増。
他の「背の高い収納家具」を減らすことができれば、きっと、むしろ部屋の圧迫感は和らぐのではないでしょうか。
この記事では、様々なタイプの収納ベッドを厳選してご紹介しています(14種類)。
それぞれ、セミダブル特有の利点や注意点などにも、触れています。
収納付きベッドの3つの構造タイプとは
収納機能の付いたベッドは、大きく3種類の構造タイプに分類できます。
タイプ①『跳ね上げベッド』は最大容量が自慢
ベッド下が仕切りの無い一つの大きな空間。
仕切りがないため、収納総量が最大であるだけでなく、大物・長物・いびつな物に最も対応しやすいのが特長です。
セミダブルの収納力は、シングルの約1.2倍。もちろん、収納物の自由度も広がります。
床板を跳ね上げさせてフタを開閉させる構造ですが、附属のガスシリンダーがサポートしてくれるので女性でも軽々。
もし、床板位置の高さが気になる場合には、厚さ控えめのマットレスか、敷布団をお選び下さい。
タイプ②『チェストベッド』はたんすの上のベッド
収納空間はハーフ&ハーフ。
ベッドサイドの左右どちらか、片方が、引き出しエリア、もう片方が、上蓋付き長物大物エリアです。
下着やリネンなど、スムーズに出し入れしたい小物がある場合は、引き出しが便利ですよね。
セミダブルだと、引き出しと反対側の長物大物エリアの幅が約1.5倍。 布団さえも収納対象に。
組み立て済み出荷の引き出しはエリアは、密閉性の高い「ボックス構造」。
各引き出しの容量も大きく、また、ホコリや湿気が入り込みにくいのが特長。
タイプ③『引き出し付きベッド』はベッドの脚の間に専用引き出しが附属
収納機能は、専用引き出しのみ。
比較的簡易なものが多く、ベッド下(左右片方)のスペースに差し込んで使います。
引き出しの無いサイドは、オープンスペース。お好みで、収納ケースを置くこともできます。
セミダブルなら、奥行80㎝規格のものも置けるのでおすすめです。
弱点は、収納容量の少なさと、ホコリ・湿気。溜まりやすく逃げにくいため、掃除の頻度は高め。
いい点は、部材が少なく構造が単純なことから、他の収納ベッドに比べて安価な点です。
【格安】収納付きベッドを探すなら『引き出し付きベッド』
ほとんどのセミダブルは、シングルベッドよりも価格は高めに設定されています。
そこで、少しでも予算を抑えたいときには、この引き出し付きベッドがおすすめです。
おすすめ1.【STELA ステラ】
引き出し収納重視派には『チェストベッド』
チェストベッドの引き出しの数は、5杯が主流で、次に多いのが、2杯です。
▼収納量重視の人には、長物大物エリアも大きい5杯を。
▼立ち座りを楽にするには、床板の位置が低い2杯を。厚いマットレスを使いたい人にも。
おすすめ2.【spaciaスペーシア】5杯
おすすめ3.頑丈ボックス収納【薄型宮付き】日本製チェストベッド(2杯)
引き出し不要の大容量派には『跳ね上げ式ベッド』
跳ね上げ式ベッドは、上から収納。
ベッドサイドに引き出しを引き出すためのスペースが不要です。
また、体が小柄な人が重いものを収納したい場合には『横開き』がおすすめ
奥にも手が届きやすく、体のバランスを崩さずに安心ですね。
おすすめ4.【neo-gransta ネオグランスタ】跳ね上げ式
【特殊な収納1】引き出しに布団を入れたい人におすすめ『フット側引き出し』
チェストベッドや跳ね上げ式ベッドの中には、主流の5杯や2杯の引き出し以外に、『フット側引き出し』仕様のものも。
季節外れの布団など、もし部屋に押し入れが無ければ収納に困りますよね。
また、夜中に気温が急変する季節には、すぐに取り出せるよう、布団を引き出しに入れておくと便利です。
セミダブルのフット側引き出しは、シングルベッドの約1.2倍のゆとりがあります。
おすすめ5.【fu-ton ふーとん】チェストベッド
おすすめ6.【gymboree ジンボリー】跳ね上げ式
【特殊な収納2】読書家におすすめ『ヘッドボードにスライド本棚』
チェストベッドや跳ね上げ式ベッドの中には、宮棚の下に隠れたデッドスペースを活かして、スライド本棚を作ったベッドがあります。
収納家具をもう一つ減らせるかもしれません。
おすすめ7.【every-in エブリーイン】チェストベッド
おすすめ8.【Many-in メニーイン】跳ね上げ式
寝汗が気になる人におすすめ『すのこ仕様』は4種類
収納付きベッドにも、すのこ仕様があります。
すのこ仕様とひとくちに言っても、よく見ると異なる4つのパターンがありますので、それぞれのおすすめをご紹介します。
注意点としては、収納エリアまで通気しているものは、収納物に湿気が付く危険があります。
▼対策は簡単です。
おすすめ9.【prostor プロストル】
丈夫な生地と通気性の高いウレタンを使用しており、ふんわり、サラッとした肌ざわりです。
空気を通してホコリは通しません。
おすすめ10.【l-prix エルプリックス】
マットレスとすのこの床板が一体型。 それぞれの無駄を省くことで、従来品比40%の軽量化と低価格化を実現。
空気を通してホコリは通さず、また、マットレスがずれないのもうれしい。
おすすめ11.【begleiter ベグレイター】
このすのこは、マットレスや布団との接地面積が少ないので、通気性に優れ、季節を問わず、カラッとした寝心地。
また、すのこの下に床板があるので、ホコリも湿気も、収納エリアへの侵入を防ぎます。
おすすめ12.【Heracles ヘラクレス】
チェストベッドのすのこ仕様は、半分だけ。長物大物収納の上だけがすのこです。
ちなみに、セミダブルは、すのこエリアがシングルの1.5倍広がります。
布団寝派におすすめ『ベッド上で干せる山折りすのこ』
セミダブルだと、シングルよりも重くて広いので、ベランダまで布団を運んで竿に掛けるのに、一苦労しませんか。
そこで、『ベッド上で干せる山折りすのこ』仕様がおすすめ。
チェストベッドと、跳ね上げ式ベッド、それぞれ1つずつご紹介します。
おすすめ13.【colris コルリス】
おすすめ14.【long-force ロングフォース】
まとめ
セミダブルの収納ベッドは、収納域も大きくて、家具を減らすチャンスです。
収納ベッドは、ユーザーニーズに寄り添う形で、実に多種多様に進化してきました。
構造は、①跳ね上げ式、②チェストベッド、③引き出し付きベッドの3分類。
安さ重視なら、引き出し付きベッド。
チェストは、2段5杯と、1段2杯が主流。
跳ね上げ式は、横開きが選べることも重要。
その他、例えば、フット側引き出し、スライド本棚、すのこ仕様、山折りスタンドすのこ…など、特殊な機能も、活用してみてはいかがでしょうか。
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